カウンセラーは鏡。

前世鑑定やカウンセリングをしている際に気を付けていること、それはですね。

「いかに自分を捨てられるか?」

ってことです。

カウンセラー初心者にもありがちなんですけど、

好意ではありつつも、けっこう自我を出しがちな人って、いますよね?

「あなた、そんなことじゃダメよ!もう一回考え直しましょう!」とか、

クライアントさんの感情に引っ張られて

「涙を流してしまう」とか、

「何とかいい状態に引っ張り上げたい!」とか、

 一見すると素晴らしいです。

でも、私から言わせると、こう思ってしまった時点で・・・

「カウンセラー失格!」

です。

もうね、ダメよ。そんな自我ばっかり強くなっちゃあ・・・

カウンセラーはね、「鏡」と同じですから。

たとえるならこうです。

クライアントさんが、「くもりガラス」の前を素通りしていきます。

確かにそこにあるのに、無意識のまま通り過ぎていく。

この「くもりガラス」が、カウンセラー初心者。

そこから、一所懸命、磨きに磨きまくって、

「くもりガラス」から「ピッカピカの鏡」に

仕上げるわけですね。

そして、またクライアントさんがこっちに向かって歩いてきた。

今、「ピッカピカの鏡」の前を通りますよ。

すると、クライアントさんは気づきます。

「あれ、最近太ったな・・・やばい、食べすぎに気をつけよう」

「うわ、肌荒れてる・・・ちゃんと睡眠とらなきゃ」

このようにして、

クライアントが「自分で」気づくようになるんですね。

優秀なカウンセラーであるあなた=ピッカピカの鏡を見て!

カウンセラーが自我を強く持って

「そんなことじゃダメよ!」と主張するなんて、

鏡が突然しゃべりだすのと同じですよ。

鏡がしゃべりだしたら、ビックリするでしょ?

ましてや、その鏡の声なんて、素直に聞き入れられないよね??

でも、クライアントが自分で気づくのなら、自分の声であれば、

すんなりと聞き入れられるものなのです。

そうです、鏡がありのままの姿を反射するように、

カウンセラーも、クライアントのありのままの姿を反映するんです。

それは「うなずき」とか「伝え返し」とか「要約」とか「傾聴」とか

色んなテクニックを使って、「反射」していくわけですね。

この時に、捨てるべきものが「自我」であり「我欲」なのです。

「もっと私の声を聞いて~!」なんて、誰もが欲する、人間の基本的な欲求ですよ。

でも、その欲求は、カウンセラーにとっては邪魔なんですねー、これが。

ある意味、人間の本能に反することをやれるわけですから、

カウンセラーって、まあまあ特殊能力者なんですよ(笑)

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